日銀の仕組み

日本の中央銀行である日銀のことについて

日銀は発券銀行


日本銀行法第1条には、以下のように書かれています。

第1条  日本銀行は、我が国の中央銀行として、銀行券を発行するとともに、通貨及び金融の調節を行うことを目的とする。


2 日本銀行は、前項に規定するもののほか、銀行その他の金融機関の間で行われる資金決済の円滑の確保を図り、もって信用秩序の維持に資することを目的とする。

日銀には、日銀券という紙幣を発行するという重要な働きがあり、この発行する紙幣に対し価値を与え、円滑に使われるようにする役目があります。


日銀券なんていうと「なんじゃ、そりゃ」なんて声も聞こえてきそうですが、これはいわゆる日本銀行券(にほんぎんこうけん)といって、日本銀行が発行する紙幣のことです。


まぁ、乱暴な言い方をすると、ただの紙きれに、簡単に偽造されないよう精巧な印刷を施したものが日銀券で、この紙切れに価値を与え管理しているのが日銀なのです。


このように、日本銀行は、私達が日頃馴染んでいる「銀行」とは異なる性質、仕事を持っており、日本の経済の基礎となる部分ですから、どのような銀行なのか、またお金の動きの仕組みなどを知っておきたいものです。