日銀の仕組み

日本の中央銀行である日銀のことについて

日銀総裁の決め方

日銀総裁人事は国会同意人事となっていて、政府から人事案が衆参両院の議院運営委員理事会に提出され、衆参両院の議院運営委員会で総裁候補からの所信聴取のあと、衆参両院の本会議で採決されます。


国会


日銀法第23条にも「総裁及び副総裁は、両議院の同意を得て、内閣が任命する」となっています。


上記のような流れとなっていますから、衆参両院での賛成が必要ですから、どちらか一方でも反対ということになれば、政府が任命することができません。


2008年の総裁人事のときには、衆院が与党が半数を占めていたのですが、参院は野党が過半数を占めていたということもあり、いわゆるねじれ国会となっていて、2008年3月20日から4月8日までの間、日銀総裁が不在になるなんていう異常事態も発生していました。